自然体でいること。
自分軸で生きること。
【root(s)】物事の根源・起源、本質、根、土台、先祖・祖先
【yoga】繋がり、調和、統一、バランス
写真のように樹が安定して立っていられるのは、大地にしっかりと“根”を張っているからです。
では私たち人間でいう樹の“根”はどこにあたるのでしょうか。
それは大地を踏みしめる脚?
いいえ、脚ではありません。
答えは『骨盤』です。
私たちは2本の脚で歩いたり、走ったり、しゃがんだり、立ったり、跳ねたりと様々な動作を行えます。
その動きの中心で土台となり安定を司る“根”にあたるのが『骨盤』なのです。
その土台のなかでも重要となるのが丹田(腹)、骨盤底(ルートチャクラ)。
日本では古くから身体の中心に位置する腹は、“腹を決める” “腹を括る” “腹を割る”など大変重要な部位とされています。
ヨガでは骨盤底に位置するムーラダーラ(ムーラ=根・アーダーラ=支える)、第1チャクラまたはルートチャクラ、ベースチャクラとも言われ、生命エネルギーの基盤となり、整え活性化することで力強さ、安定感、安心感、落ち着き、下降するエネルギーを生み出し、地に足がつき現実社会を自信を持って生きるための強い土台となります。
そして、骨盤力はまさにその名のとおり“骨盤”に“力”が宿ること。
骨盤力を整え養うことで足腰に力が入り”美しく“『姿勢』が改善され、全ての動作における基礎的な身体の土台、ベースが作られます。
Roots Yoga
伝統的なヨガのルーツ、偉大な先人の知恵・教えを現代的に解釈されたヨガのアプローチや骨盤力のメソッドと織り交ぜ、根本から美しく整えることで身体的機能や美然治癒力を底上げし、心身ともにブレない自分軸で生きること。また私たちのルーツとなる親、祖先・先祖。繋がりとなる家族、仲間や友人、恋人、自然、地球、宇宙。そして自分自身、今ここに在ること、全てに感謝を忘れず、楽しくワクワクして本来の豊かな自分にかえり、自然体で生きるためのツールです。
この人生は一度きりです。
自然の法則で自然界と調和し、宇宙の法則に即して生きよう。
いいこともそうでないことも思ったことは波のように自分に返ってきます。
せっかくだったら楽しくポジティヴな波動をだして生きましょう!!
大自然
大自然は宇宙の法則に従って、一分一秒のくるいもなく、めぐり動いております。昼夜の分かち、一年のめぐり、春は花、秋は紅葉、昔も今も、千万年一日の如く変わらぬ運動を続けております。
だれも教えぬのに、ツバメは春きて、軒端に巣を作り、子を育てて、秋は南にとんで行く。ミツバチは、しっかりときまった一団の社会を作って、けんかもしない。どのツバメは不幸で、どのミツバチは幸福ということはない。自由も、平等も、ただ自らにして行われております。
そうした中に、人間の社会だけは、貧富、貴賤、上下の差別があり、健康な人、虚弱な人、賢い人、愚か者、そして国の興亡(うごき)があり、文化の隆替(なみ)があります。
これはどうしたわけでしょうか。それは人間に限って、勝手気まま、わがままをすることが出来るからです。なまけることも、勉強することも、喜ぶことも、怒ることも、勝手であるからです。
だから動物の社会には、その仲間の一匹が幸福で、他のものが不幸だとかの区別はありませんが、人はわがままをせずに、正しく暮らせば楽にすごせるものを、勝手気ままを出すので、不幸になるようになっております。いわば苦難は、そうしたわがままをした(他の動物のもっていない不自然な心を出し無理な行いをした)時、自然に出てくるようになっているのです。
だから、たとえどのような苦しみであろうとも、そのすべてが自分のわがまま勝手からきていることで、どれも人間の共同生活にあってはならぬ心持です。これを取り去ることが、正しい心にもどることで、同時に苦難を取り去る道です。このわがままを取り去った暮らし方、これこそ新しい絶対倫理(くらしみち)であります。これがかえって一番自然な、自由な暮らし方です。丸山敏雄 著
『万人幸福の栞』第一 新世の発見より抜粋